はらぺこあおむし
子どもたちが大好きな絵本のひとつが『はらぺこあおむし』です。りんごやチョコレートケーキなど、カラフルな食べものがたくさん出てくる場面や、ちっぽけだったあおむしが、太っちょになって、やがて蝶々になる場面がお気に入りで、絵本に近づいて食べもののそばでお口をパクパクさせたり、立ち上がって拍手をしたりしながら、喜びを表現しています。🍎🎂🐛🦋
今年の作品展では『はらぺこあおむし』の世界を全園児で表現します。
ゆめ組のお友だちは、さまざまな素材に触れて感触あそびを楽しみながら、あおむしを作ってみることに。
今回用意した素材は、お花紙、折り紙、画用紙、ポリ袋です。
興味を持って手を伸ばし、まずは「クシャクシャ」丸めることを楽しんでいました。
お花紙は1番薄くて柔らかい素材なので、手で握るだけでクシャっと小さくなり、形が変わる楽しさや、心地よい手触りを感じることができました。
お花紙に比べると、少しずつ硬い折り紙や画用紙。力加減や手触りにも違いがあり、ギューっと力を込めて握りしめ、感触や音を楽しんでいました。🎵🎶
紙をクシャっと丸める行為は、自然とグーパーの動きになり、瞬間的に力を入れたり、力を持続させてみたり、指を動かしたりすることにもつながります。😌
続いて「ビリビリ」とちぎることにも挑戦しました。
少し切り込みを入れておくことでちぎりやすくなり、保育者がお手本を見せると、まねをするお友だち。力任せに引っ張って、破くことを喜ぶお友だちもいますが、手首をひねって、指先に力を入れながらちぎることができるようになったお友だちもいました。
ポリ袋は、さっきまで遊んでいた素材とは違って、透けていることに気がついたお友だちは、お顔を隠していないいないばぁをしたり、緑がかった世界を覗いたりしていました。質感も違っていて、ポリ袋は柔らかくてすぐに丸まりますが、どれだけ引っ張っても、手首をひねっても、破くことができません。感触の違いに不思議そうにしていました。😲✨
感触を存分に楽しんだあとは、ビニール袋に順番に素材を詰め、輪ゴムで縛るとあおむしの完成です。作る過程では、何ができるか分からなかったお友だちも、丸シールで目を表現すると、絵本と同じあおむしだと気づき、指をさして大喜び。いちごの玩具を口元に運んで、パクパクと食べさせたり、マットの坂道をお散歩させたりとあそびが広がりました。
他にもさまざまな素材がたくさんあり、それぞれ感触や感覚も違っていて、子どもたちのあそびは無限大に広がります。また、前回と同じ素材でも、新たな発見や刺激があり、想像力や思考力を高めることにもつながっているので、繰り返し楽しんでいきたいと考えています。🤔
そしてますます『はらぺこあおむし』が大好きになったお友だち。作品展ではどんな反応を見せてくれるのか、とても楽しみです。
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