園日記

家族で食事を楽しむ機会をつくりましょう

全クラス 調理室

12月~1月は、クリスマスやお正月などで家族や親しい人と共に食事ができるよい機会です。

大勢で食べる喜びや安心感は、料理を一層おいしく感じることにもつながります。

また、行事食を通して、食への興味が深まる効果も期待できます。

             

「冬至をむかえます」

               

今年は12月22日に冬至をむかえます。一年で最も昼が短くなる冬至。

運がつくとして「ん」のつく食べ物のカボチャ(なんきん)を食べます。昔は夏が旬のカボチャを冬まで保存し、貴重なビタミン源として冬に食べました。この日にカボチャを食べると、風邪をひかないといわれます。ユズ湯は、ユズの強い香りで邪気を払うとされています。ユズの成分が血行を促進し、身体をあたためて風邪を予防します。

             

「今がおいしい! みかん」

             

温州みかんはビタミンCが豊富なので、肌荒れや風邪予防に効果的です。また果肉の袋(じょうのう膜)には便秘改善の作用があるペクチンも多く含まれています。さらに袋や白いスジには、フラボノイドの一種「ヘスペリジン」が含まれていて、高血圧や動脈硬化を予防する効果があるといわれます。

カロテノイドの一種である「βクリプトキサンチン」の含有量は果物の中でトップクラス。βクリプトキサンチンは体内でビタミンAとして働き、消化器官や視力を保持してくれます。また、βクリプトキサンチンは発がん抑制作用や老化抑制にも期待されています。ミカンはビタミンCがそのままとれて免疫機能を高め、風邪の予防につながります。疲労回復の効果があるクエン酸も含まれています。

 みかんは、なるべく袋ごと、白いスジも一緒に食べましょう。

               

「寒い冬に旬を迎える野菜は・・・」

             

冬野菜を冬に摂る理由について紹介します。栄養価以外にも、いろいろな理由があるのです。

             

【理由1】冬野菜は体を温めるものが多い。

冬に旬を迎える野菜は根菜が多いのが特徴です。れんこん、ごぼう、山芋、かぶ、にんじん、ねぎ、小松菜、ゆずなどは体を温め、冷えを取り除く食材です。

一方、冬が旬の白菜、大根は残念ながら体を温める食材ではありません。しかし寒い冬にもってこいの鍋物に白菜は必須ですし、あつあつの大根はおでんには欠かせません。体を温めるパワーが少ない野菜は調理法を工夫することで冬向けの体を温める料理になっているのです。

【理由2】安い!

旬の食材はスーパーなどでたくさん納品され、価格のお安いのが特徴です。旬の食材が分からないときは売り場に沢山並んでいて価格がお安いお野菜を探すといいですね。

【理由3】風邪予防に効果的なものが多い。

風邪を予防する栄養素といえばビタミンCが思いつくでしょうか? 冬野菜はビタミンCが豊富なものが多いです。柚子をはじめ、かぶの葉や大根の葉、小松菜、冬から春先にかけて出てくる菜の花、れんこんやごぼう、大根やかぶなどにもビタミンCが豊富に含まれています。

ビタミンCは加熱に弱いので大根やかぶはさっと塩もみしたりサラダで食べるのがおすすめです。青菜などはゆで柚子の果汁と和えれば、ビタミンCの摂取量もグンと増えます。

 その他βカロテンは鼻や喉の粘膜を健康に保ちお肌の乾燥を防ぎます。先程あげた青菜の野菜や特に菜の花にはβカロテンを豊富に含んでいます。こちらも合わせて食事に取り入れるようにしましょう。

【理由4】消化を促すものが多い。

大根やかぶには胃腸の働きを整える消化酵素がたっぷり含まれています。特にごはんやパン、麺、芋類などのでんぷん質の食材やお肉、お魚などのたんぱく質類の消化を良くし胃もたれや胸焼けなどの不調を改善してくれます。これらの消化酵素は熱に弱いため、胃もたれや胸焼けを改善したい方は大根を酢の物で食べたり、大根おろしにしたりするといいですね。また大根はおろすことで辛み成分であるイソチオシアネートが活性化し血液サラサラなどにもおすすめです。

いくら技術が進んだとしても、やはり自然にはかないません。旬の野菜にはそれぞれ“旬である理由”があるのです。ですので、冬には冬野菜。積極的に取り入れて体を温め、風邪に負けない体づくりにお役立てくださいね。

旬の野菜や鍋物などの温かい料理で体を芯から温め、風邪予防に効果のあるビタミンCたっぷりのフルーツを摂り、寒い冬も元気に過ごしましょう。

                                

11月のおやつのご紹介

                             

野菜もち(かぼゃ)                                                                                                         

〈材料〉 (g) 幼児1人分

  かぼちゃ 20         

  米粉 12         

  砂糖 4                       

  水  12                      

  油 2                       

  きな粉 2    

                                

〈作り方〉

1 かぼちゃの皮をむき、やわらかく蒸して、熱いうちにつぶす。

2 米粉、砂糖、水、油と1を混ぜる。

3 オーブンシートを敷いたバットなどに1~2cmの厚さに広げ、15分程度蒸す。

4 粗熱がとれてから食べやすい大きさに切る。

5 きな粉を全体にまぶす。

                                

                                            

小麦粉、卵、牛乳を使わないで出来る、素朴なおやつです。

 お芋のモンブラン

スポンジ生地

〈材料〉マフィンカップ 6~7個分

 全卵 2個

 上白糖 50g

 薄力粉 50g

 無塩バターまたはサラダ油 10g

オーブンを180℃に予熱しておく。

            

〈作り方〉

  1. 卵、上白糖をホイッパーで混ぜて、湯せんにあてて35~40℃まで温める。

ハンドミキサーの高速で泡立て、2倍くらいのかさになり、すくって落とすとリボン状になったら、低速で3分混ぜ、気泡のきめを整える。ふるった粉を加え、底からしっかりと粉が見えなくなるまで60回程度混ぜる。

溶かしバター(サラダ油)を加え、底にたまらないように全体をきれいに混ぜる。

紙をひいた型に生地を流し、170℃で18分程度焼成する。

オーブンから出したら軽くショックを与え、型から出し冷ます。

さつまいもクリーム

〈材料〉

 さつまいも(皮むき) 100g

 砂糖 20g

 牛乳 20~30g(硬さをみて調整) 

 バター 5g

                

〈作り方〉

さつまいもをやわらかく茹でて水気をきり、熱いうちにつぶしてバターを混ぜ、砂糖、牛乳も加えて、なめらかにする。(フードプロセッサーがあればすべての材料を入れてなめらかになるまで攪拌する。)

ケーキ生地の上に絞り出して飾り。仕上げに粉糖をふる。

★さつまいもを角切りまたはいちょう切りにしたものを甘煮にし、トッピングするとより モンブラン風に。

                

              

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