特別なマラカス
園内はクリスマスの飾りやお歌で賑わっています。ゆめ組のお友だちも、オーナメントが輝く大きなツリーを見て指をさしたり、サンタさんの頭をなでたりしながら、クリスマスの雰囲気を味わっています。🎅🎄🎵
クリスマスソングも大好きな子どもたちなので、マラカス作りを行いました。
小さなペットボトルにあらかじめ星の形のビーズを入れておくと、興味津々でフリフリし、キラキラと光ったり音が鳴ったりするのを喜んでいました。✨
クリスマスカラーの赤色と緑色のシールを用意し、ペットボトルに貼って模様をつけました。
入園して間もない頃は、手のひらにひとつシールを置くと、「なんだろう？」と不思議そうに見つめたり、ぎゅっぎゅっと握って手にくっつく感覚を感じたりしていたお友だちも、今では、ペタペタと貼って楽しい！模様ができて嬉しい！ということが分かり、また、指先を使って貼ったり剥がしたりすることができるようにもなりました。
指先が発達してくると、人差し指と親指を使って“つまむ”動作が上手になり、楽しみながら、手先の器用さや集中力、想像力などのチカラをぐんぐんと伸ばしていきます。
一度貼ったシールを剥がすことを楽しむお友だちもいました。ペリペリと剥がれていく感覚がまた気持ちいいのかもしれません。全て貼り終えると、拍手をして喜びを表現していました。
神経は使えば使うほど太くなり、脳と目と手の協応性を高めていくことができ、この達成感が「自分はこれができる」という自信につながります。小さな成功体験を重ね、自分への信頼を高めることで、自己肯定感も高まるので、「すごいね〜！」と褒めたり、「できたね〜！」と一緒に喜んだりすることを大切にしています。
最後にひとつずつ鈴を入れたのですが、小さな穴にも器用にポトンと落とすことができていました。仲間入りした鈴を見つけて、指さしをしていました。音色もビーズだけのときとはまた違い、より賑やかになりました。
手作りのマラカスが完成し、『ジングルベル』や『あわてんぼうのサンタクロース』の曲に合わせて、演奏しました。シャカシャカと音色も楽しく、勢いよくブンブンと振るお友だちや、立ち上がって体全身でリズムにのって楽しむお友だちがいました。自分で作った“特別なマラカス”なので、嬉しさも倍増！お気に入りの玩具のひとつになりました。
音やリズムにより“心地よさ”を感じることができ、その経験を通して、イキイキとした表情や動作が生まれ、音感やリズム感はもちろん、言葉や人間関係、表現力や好奇心などが育ちます。保育者も一緒にリズムを取りながら、これからも、さまざまな曲にのせて、マラカスでの演奏を楽しんでいきたいと思います。🥰
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