「お母さんじゃな～い！」

2023.02.17 全クラスくろーばー組(2歳児)

　早いもので２月も中旬に差しかかろうとしています。そうこうしている内にあと１ヶ月半程でくろーばー組も終わり…進級が見えてきて、お兄さんになった一面を嬉しく思い返しながらも寂しさも込み上げ始めている先生です…。

さて、来週にはくろーばー組としての集大成を発表する生活発表会があります。今年のくろーばー組は絵本を題材に”おおかみと７ひきのこやぎ”に取り組みます。

絵本を初めて読んだ時から、割と長い物語なのに最後まで集中して見入る姿が…！２回目を読む頃には手が黒いオオカミを見て「(ドアを)開けちゃダメ〜！」と話す姿や次のページでオオカミが出てくることが分かり、楽しみにしたり少し絵本から遠ざかったりと、かなり内容が子ども達の中に浸透しており、驚きでした！また、子ども達にとって大好きな絵本の一つにすぐになり、「読んで～」と何度も先生の元に持ってくる姿や子ども達同士で絵本を見ながら盛り上がる姿も見られるようになりました。😊✨

実際に“おおかみとこやぎごっこ”としてごっこ遊びをしてみると、案の定オオカミから逃げる場面が大盛り上がり！先生がオオカミに変身すると、絵本を見て学んだのか「キャー！」と言いながら自分達で急いで机の下に隠れる姿が。🐺📚

机の下以外にも、とにかく逃げようと部屋の隅に逃げ込んで気配を消す姿が…(丸見えですが笑)。先生が「見いつけた～！」と言うと、皆でニッコリ。喜ぶ姿も見られました。

また、おままごとで使用するお家を出すと、狭いお家の中にギューギューで隠れる子ども達。オオカミに変身した先生が「あけてー」と言っても「オオカミさんはダメだよ！」としっかりとお話を理解し、話す姿が見られました。しかし口ではダメと言いながらも本当はオオカミがお家の中に入ってきて追いかけられるのが楽しいことを分かっているので、ニヤニヤしながら「ダメ～！」と話したり「入ってもいいよ」と話す子ども達でした(笑)😊

少しずつ劇も本格化し、ごっこ遊びから劇遊びへと移行。先生役のオオカミとのやりとりも少しずつ増やし、「ドアを開けておくれ」の声に「お母さんじゃな～い！」の返しや「ただいま～」に「おかえり～」と返すこともできるようになっていきました。🎵

そして、くろーばー組の子ども達は歌を歌ったり、先生のお手伝いをしたりすることも大好きなので、そんな日常の一部分も劇遊びに取り入れるとどんどん劇が盛り上がり、更に形になっていき、完成が見えてきました！

また、劇遊びの本編だけでなく、小道具や背景も自分達の手で絵の具を塗ったり描いたり貼ったりして作りました。自分達で作ったものが劇遊びに追加されることで、より親しみのあるもの・意欲的に取り組めるものになるのではないかと考えて行ったのですが、作ったものを飾ると「皆でペタペタしたね～」や「大きい！すごいね！」などと喜ぶ姿があり、子ども達に手を加えてもらって良かったなと感じました。