ごはんを美味しく食べるための工夫
子どもは、毎日の生活と遊びの中で様々な体験を積み重ねて、健康的な嗜好と食習慣の基礎を築きます。給食はまさに「食べる教材」です。保育園では、「おいしく食べる」ことができるように、様々な点に配慮しながら食事支援をしています。
●「おいしく食べる」ために大切な3つの要因
①前提要因(“きっかけ”作り)
大人の場合は、その人が持っている知識や価値観が食べる「きっかけ」となりますが、子どもの場合は、心理的、感覚的な要素や体験が「おいしく食べる」ことに結びつきます。
②強化要因(食べる意欲を育てる働きかけ)
友達との会話や、友達が食べる姿を見ること。そして保育士の態度や励ましは、子どもの「食べてみよう!」という気持ちを育みます。また、実際に食材に触れたり、おやつ作りに関わったり、給食を作る人と触れ合うことも大切にしています。
③実現要因(食べやすさの配慮)
・“苦手な味“を減らす調理の工夫 →子どもの苦手な苦みやえぐみは、浸水や加熱などで可能な限り取り除きます。
・子どもの咀嚼、嚥下機能に合わせた形態
→歯が生えそろっても噛む力が十分でない子どもは、噛み疲れて食べ飽きてしまうことがあります。食材や料理の味を十分に味わうことができるように、口腔内の発育などに配慮して、年齢に合わせた形態で提供しています。
・子どもの発達に合わせた食具の選択
→食具使用のペースには個人差があります。「みんな一緒」ではなく、
それぞれの子どもの成長に合わせて進めます。子どもの身体機能の発達に配慮するとともに、子どもの自立心の芽生え、自主的に食べようとする姿も尊重しながら支援して います。
・空腹を感じるリズムづくり
→おいしく食べるためには、空腹や食欲を感じ、それを満たす心地よさを知ることが大切です。
☆おやつの紹介☆
○マーブルケーキ
〈材料:幼児1人分〉
小麦粉……12.0g
卵……6.0g
砂糖……8.0g
バター……7.2g
ベーキングパウダー…0.3g ピュアココア……適量
〈作り方〉
- バターと砂糖をよく混ぜる。
- 卵を少しずつ加えながら混ぜ、さらに小麦粉、ベーキングパウダーを加えてざっくり混ぜ合わせる。
- 生地の1/3くらいを別のボウルに入れ、ココアを加えて混ぜる。
- プレーン生地の中へココア生地を加え、混ざりすぎないようゴムベラで数回切るように混ぜる。
- 型に流し入れ、160℃で30分焼く。
〇ベビーカステラ
〈材料:幼児1人分〉
ホットケーキミックス……20.0g
卵……6.0g
牛乳……15.0g
バター……1.5g
〈作り方〉
- 材料を混ぜ合わせる。
- たこ焼き器に油をひき、生地を流し入れて焼く。
- 側面が焼けてきたらひっくり返す。
- お好みで粉糖をまぶす。
※焦げやすいので、弱火でじっくり焼くのがコツです。
※あんこやチョコレート、チーズなど中に入れるものによっていろんな味が楽しめます🎵✨
**********************************************
GreenHouse板宿園
〒654-0013 兵庫県神戸市須磨区大手町1-6-9
TEL078-742-6101 ※受付時間(平日8:00~17:00)
FAX078-742-6102
**********************************************