運動会の旗を作ろう!
「あと〇日で運動会だね!」とカレンダーを見ながら楽しみに過ごしているそら組の子どもたち。そら組は1つ上の学年のたいよう組と一緒にソーラン節を踊ります!
遊び初めは「ソーラン節って何だろう?」と知ることからでした。
漁師さんが漁をしている映像を見たり、表現遊びをしたりして、
漁師が大漁を願って踊ることなんだ!と知った子どもたちは、更に踊りの動き1つ1つにも意味があることを知りました。
そうして友だちや先生と一緒に「今日もたくさん魚を採るぞ!」と意気込んで日々踊って取り組んできました。
意味を知り、踊っていくうちにだんだん楽しくなってきた子どもたちは、踊るだけではなく魚を作ったり描いたりしてソーラン節に触れ、楽しい気持ちを表現し始めました!
そして運動会で「たくさんの前でも踊りたい!」という気持ちも出てきました!
それならば!「運動会の会場にも大漁を願う旗を飾ろう!」と話し合い自分の旗(万国旗)を作ることにしました。
旗は「デカルコマニー」という絵の具の技法を使って作ることにしました。
1つ目のデカルコマニーはハッピの形の画用紙を半分に折り絵の具を塗ります。
筆の先でちょんちょんと塗ったり…色んな色を使いたい!と端までたっぷり塗ったり…
そして絵の具がついている面を内側にして手でごしごし…
「どんな模様になるかなー?」とワクワクしながら開くと!?
「わあ!かっこいいハッピになった!」「ハートみたい!」「水玉模様かわいい~!」と大喜び!
「もう1回したい!」「もっとしたい!」と繰り返しハッピ作りを楽しんでいました!
そして「もっと旗で運動会の会場をいっぱいにしたいな!」と考えた子どもたち。
次は「ステンシル」という技法での旗作りにチャレンジしました。
紙の上に魚の形がくり抜かれたシートを置き、魚の形の中をタンポでポンポンと押さえます。
そしてシートを外すとあら不思議!魚が浮かび上がってくるみたい♪
子どもたちから思わず笑みがこぼれていました。
「旗の中を魚でいっぱいにしたいな!」
「この魚に飛びついてるようにしたよ!」
「色んな色の魚にしたいな!」
「目もつけたよ!」
とそれぞれが自分のイメージを持って魚の向きや色を考え、旗の中にも1人1人のストーリーが生まれていました。
「運動会の日に飾られるの、楽しみだなー!」とソーラン節を踊ることにも一段と気持ちが深まったようでした。
こうして1つのテーマに取り組む中でも、踊るときだけではなく、子どもたちが「楽しい!」と感じた時の表現方法は人それぞれ、様々です。
ソーラン節で踊ることを恥ずかしかったり苦手意識がある子も、踊ることだけでなく様々な方法で心を動かしたという経験をして、自分を表現していくことで苦手なことへの関心が深まっていくこともあります。
自分を表現することの楽しさをいっぱい感じることが、子どもの心を動かし「やってみたい!」という主体性にもつながっていくと考えています。
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