君は…だあれ？
秋の深まりとともに今年も作品展が開催されました。今年は「にじいろのさかな」がテーマで、全園児で海の世界を表現します。くろーばー組の子ども達とはどんな海の生き物を作りたいか、一緒に考えてみました🧐
海の生き物の図鑑を用意し、「なにがいいかな～」と熟考する先生と子ども達。「イルカさん、かわいい～」「タコさんもいいね～」「タツノオトシゴがいる！」など知っている生き物の名前がどんどん出てきて、イメージも広がっていきます😄
すると…「あれ…、だんごむしがいる！？」と急にとあるページで手が止まり、まさかの「ダンゴムシ」発言に「何事？」と不思議に思い、よくよく見てみると…ダンゴムシそっくりの生き物が載っているではありませんか‼️
「ほんとうだ！だんごむしがいる～！！」と驚きの子ども達😮…ですが、よ～く見てみると姿形がダンゴムシとは少し違い、「これ、だんごむし～！？」と疑い始める子ども達🙄調べてみるとこのダンゴムシそっくりな生き物…
実は「ダイオウグソクムシ」という海の生き物ということが判明💡（ダンゴムシ好きが高じて、運動会では「ダンゴムシ・ロック」というダンスを踊るほどダンゴムシに興味津々なくろーばーさん）「だんごむしのお友達だね」と親しみが沸き、今回の作品展では「ダイオウグソクムシ」を作ることに満場一致しました。
そもそも「ダイオウグソクムシ」とは何か…まるで知らない先生＆子ども達。図鑑やネットをフル活用し、調べてみました📖🖥️
見た目はダンゴムシそっくりなダイオウグソクムシですが、相違点も多々あることが分かり、「どこが違うかな？」とクイズ形式にしてみました。すると…「（体の）色がちがう！」とまずは見た目の違いに気づいた子がいました。「だんごむしは黒だけど、これ（ダイオウグソクムシ）は白とか灰色だね！」と見事大当たり👏🏻
他には、食べるもの（餌）や生息地（海と陸）、生態（ダンゴムシは丸くなれるけど、ダイオウグソクムシは丸くなれない。その代わり泳ぐことができる…など）について聞き、「そうなんだ～」とますます興味が出てきました🤔「同じところもあるんだよ」と伝えると、一緒に足の数を数えてみました。「1，2，3…14！」ダンゴムシとダイオウグソクムシの足の数は14本ということが分かり、「いっしょだね～」と共通点を知り、知識を深めていました🤓
写真だけでは分からないので実際の大きさを知ってもらおうと、手作りダイオウグソクムシを用意しました。
実寸は大きいもので45㎝もあるということで実際に子ども達に持ってもらうと…
「おっきい～（大きい）！！」と驚愕で、一人では抱えられず友達と支え合いながら持っていました。
ところで「ダイオウグソクムシ」という名前…長くて覚えづらく、子ども達も「だいおう○△※×…むし」と噛み噛みなので😅、「ダイちゃん」という愛称ができました💕
さっそくダイちゃんはくろーばー組の仲間入りを果たし、子ども達からはご飯を食べさせてもらったり、布団をかけて寝かしつけをしてもらったりと、まるでペットのように可愛がられていました🤭
ダイちゃんとの親好も深め、子ども達も製作意欲が高まり、「ダイオウグソクムシ」作りが始まりました。
クレヨンや絵の具を使って体を描きました。「ダイちゃんっておおきいよね～」と言いながら台紙いっぱいに輪郭を描く子どももいました🖍️🎨
足は「カラータイ」で表現します。「14本もあるのか…😓」と足の多さに若干弱音を吐きそうになりながらも、指先を使って付けていきます。
完成した「ダイオウグソクムシ」が勢揃い🤩海の世界に入るのが待ち遠しいです🌊
「ダンゴムシとダイオウグソクムシはお友達」…子どもの感性や感覚には日々驚かされます。子どもが今何に興味をもっているのか、関心を寄せていることは何か、子どもの心が向いている方向や育ちをしっかりとキャッチし、これからも心弾ませる保育を大切にしていきたいです。
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