「安心・安全な給食で心と体を育む」
今年も新しいお友達をお迎えし、新年度が始まりました。
ワクワクと同時にドキドキする気持ちもあり、新しい環境に慣れるまで、親も子も期待と不安を抱えながら過ごしておられることでしょう。
特に離乳期のお子さんを保育園に託すということでは、食事の面でも心配なことがたくさんあると思います。
その不安を少しでも解消すべく、私たち栄養士、調理師は食中毒予防のための徹底した衛生管理、誤食・誤嚥予防等の安全な給食のためのガイドラインを全員が共有し、健康に配慮した給食作りに励んでいます。
離乳食においては、保育士と情報を共有しながら、一人一人の成長の度合いに応じて、形状や大きさ、提供する量などを調整し、きめ細やかに対応しています。
乳幼児期の食事は、子どもの体を作り、心を育て、「生きる力の基礎」を育みます。
★給食の栄養
子どもに必要なエネルギー量と栄養素量は、国が基準を示しています。給食では、この「基準」に合わせて献立を作成しています。
★園の献立表からわかること
□ 使用されている食材
□ 必要な栄養素を補うことができる食材の組み合わせ
□ 子どもが無理なく食べ進めることができる料理の組み合わせ
健康的な食事を「安全」に「おいしく」食べられるよう、様々な工夫をしています。
当園では、スチームコンベクションオーブンを導入しており、野菜は茹でずに
スチーム加熱することで、栄養素の損失が少なく、野菜本来の旨味や甘みを味わう
ことが出来ます。
★五感に配慮した給食で楽しく、美味しく!
「おいしい!」と感じてもらうためには、子どもたちの五感に配慮し、嫌悪感を減らしながら、食への興味関心を高めることが重要です。
<味覚> ・旬の新鮮な食材を味わう
・だしのうま味でおいしく食べる
・苦味を減らす
・酸味を上手に活用
・適切な塩分でおいしく食べる
<視覚> ・豊かな彩りに着目
・形や盛り付けの工夫
<聴覚> ・調理の音(包丁で切る音)に注目
・食材を噛む音を意識してみる
<嗅覚> ・だしの香りで「いつものおいしさ」を感じる
・香りのよい食材で食欲を刺激

<触覚> ・様々な食感を楽しむ
・手づかみで、食材の感触を直接感じる

子供たちの健やかな成長に役立てるよう、私たちは日々、精進し続けることが何より大切であると思っています。